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​ラヴィエールのハロウィン商戦

登場人物:5人(男:4人 不問:1)

・桜井 …男性

・黒瀬 …男性

・波野 …男性

・雪本 …男性

​・栗原 …不問

黒瀬「ぱんぱかぱーん。第3回ハロウィン商戦に向けての作戦会g」
桜井「もういいですってそのネタは!何か月擦るんですか!」
雪本「ハロウィンなんてそれっぽい仮装してカボチャ関係の商品売り出せば自然と儲かるでしょう。もう帰っていいですか?」
黒瀬「まあ待て。確かにその通りだが、全員同じ仮装をしても面白みがないだろう。ここはひとつクジでも作って、運命の衣装で当日を迎えようと思うんだが、どうだ?」
波野「SNSで候補をあげてもらってるんだって~。」
桜井「え、うちの店ってそういうのやってたんですか?」
雪本「フイッターとミンスタがありますね。流行に疎い黒瀬さんに代わって栗原が運営してます。」
波野「栗原、フイッターのアカウント8個ぐらい使い分けてるらしいよ~?ウケるね~。」
雪本「本業と小遣い稼ぎで分けてるんでしょう。栗原らしいですね。」
桜井「(うわぁ聞かなきゃよかった。)」
黒瀬「皆の了承が得られるなら、この企画で行きたい。最近始めた……ぬー?むーちゅーぶ?とかいうサイトにクジ引きの動画を投稿したいそうでな。」
波野「いいね~楽しそ~。」
雪本「販促になるのであれば参加します。ただし、まともな衣装でお願いしますよ。」
黒瀬「桜井はどうする?」
桜井「え、俺もやるんですか!?」
黒瀬「もちろんだ。行事というのは、キャストだけでなく店全体で楽しむものだからな。」
桜井「それなら、まあ……あんまり目立つのはやめてくださいよ?」
黒瀬「そのあたりは大丈夫だろう。栗原が手配してくれているはずだ。」
雪本「栗原が……?」
桜井「雪本さん?どうかしました?なんか顔色が悪いような」
栗原「みーんなー!マロンくんお手製ハロウィンくじができたよー?お姫様たちからいい案いっぱいもらったから、選ぶのに時間かかっちゃったぁ。」
黒瀬「ご苦労だったな。どれ、見せてみろ。」
桜井「わぁ、バラエティとかでよく見るやつだ。栗原さん器用ですね。」
栗原「まあね~!僕天才だから!」
波野「字も綺麗だしね~。あ、魔女だ~。」
桜井「こっちはゾンビナースと……ミニスカポリス?これ女装じゃないですか!?」
栗原「かわいいでしょ?」
桜井「いや可愛いけども!着るのは俺たちなんですよ!」
栗原「僕が可愛ければよくない?」
桜井「そうだったこの人こういう人だった……!黒瀬さんも何か言ってくださいよ。おかしいですよねこんなの。」
黒瀬「ミニスカートはけしからんな。膝丈ぐらいにしよう。」
桜井「違うそうじゃなぁい!!!!」
(桜井「あのですね、人間には適材適所ってものがありまして……」みたいなセリフを裏で喋り続ける。アドリブでどうぞ。)
雪本「……有給あと何日残ってましたかね。」
波野「さぁね~。あ、ミニスカシスターもある~。雪本脚綺麗だから似合いそ」
雪本「着ません。絶対に着ません。」

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